お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

2017-01-01から1年間の記事一覧

no.74 Gin 2 Beefeater

長らく更新お待たせしました。 パソコンが壊れてしまい修理に長い時間がかかってしまい、申し訳ございません。 本日からまた毎日更新していければと思います。 本日は「Beefeater」について。 Beafeater BEEFEATERとはロンドン塔を守る近衛兵のこと。王家の…

no.73 Gin 1

早速ジンについてみていきましょう。 ジンは大麦麦芽やトウモロコシなどの穀物を糖化、発酵、蒸溜。その後、香味成分として、杜松(ねず)の実(ジュニパー・ベリー)や様々なボタニカル(草根木皮)を加えて再蒸溜した無色透明な酒の事を言います。杜松の実…

no.72 Spirits (市場)

本日は世界のスピリッツ市場を調査していきましょう。 現在の蒸留酒マーケットは無数の蒸留所が市場でパイを奪い合って戦っているわけではなく、元々は小さい会社が合併や買収を繰り返して大きな会社となりパイを3,4つの会社で奪い合っているのが現状です。…

no.71 Spirits (定義と種類)

本日から30回にわたり、スピリッツについてみていきたいと思います。 スピリッツってそもそも何だ?と思う方もいると思うので簡単に説明しますと蒸留酒の事を言います。ウイスキーやブランデーなども含まれますが、日本の酒税法では、それらを除く、エキス分…

no.70 アイリッシュ/カナディアン

本日はウイスキーの最終回。 アイリッシュウイスキーとカナディアンウイスキーをみていきます。 では、まずアイリッシュウイスキーから。 アイリッシュウイスキーとはアイルランドと北アイルランドで造られるウイスキー。 定義は、穀物を原料としアイルラン…

no.69 ジャパニーズ3

本日はジャパニーズウイスキーの最後の回です。サントリーウイスキーの次に飲まれているニッカウヰスキーのラインナップをみていきます。ところで、サントリーもニッカもウイスキー作りの始まりは竹鶴政孝という人物、サントリーのウイスキーの先駆者であり…

no.68 ジャパニーズ2

本日はジャパニーズウイスキーのパイオニア「サントリー」が扱うウイスキーについてみていきます。世界的に見ても評価の高いサントリーウイスキー、外国人の人はよく「山崎」「響」はないのかと聞いてきます。 早速代表的な①山崎②白州③響をみていきます。 ①…

no.67 ジャパニーズ1

本日から3日間にわたってジャパニーズウイスキーを見ていきます。 ジャパニーズウイスキーといえば何を思い浮かべますか? 山崎?響?もしかしたらニッカなどかもしれません。 ジャパニーズウイスキーの特徴は、スコッチウイスキーと似通ることが多いです。…

no.66 アメリカン3

④Blantons Blantons ブラントンが生まれたフランクフォート周辺は、ライムストーン層をくぐり抜けた良質のスプリングウォーターに恵まれている。この清冽でピュアで引き締まった湧水が、ブラントンの仕込み水。ケンタッキーにたどり着き、激動の時代を乗り越…

no.65 アメリカン2

本日は代表的なアメリカンウイスキーを三つ①メーカーズマーク②ジムビーム③ワイルドターキーを紹介します。 ①Maker's Mark Maker's Mark ゆたかな自然に囲まれたケンタッキーの蒸溜所で1本1本人の手で拘って作られたハンドクラフトウイスキー。赤い封蝋はまさ…

no.64 アメリカン1

本日から3日間はアメリカンウイスキーについてみていきます。 アメリカンウイスキーと言えばメーカーズマークやジャックダニエルがやはり有名ですよね。スコッチやジャパニーズウイスキーに比べると比較的安く、みんなに好かれやすい味わいです。 では、ま…

no.63 スコッチ7 ブレンド

前回の続きでスコッチウイスキーのブレンドをみていきます。 ④Jonie Walker Johnnie Walker Blue Label 世界で一番売れるウイスキーとして有名。200以上の国々で年間1億2000万本売れている。日本では昭和期の庶民の憧れとして大衆文化にもしばしば登場し、ジ…

no.62 スコッチ6 ブレンド

本日はスコッチのブレンドについて。 代表的なものを6つ用意したので順にみていきましょう。 ①バランタイン②シーバスリーガル③J&B④ジョニーウォーカー⑤オールドパー⑥ハウスロイヤルホールドを紹介します。 ①Ballantine's Ballantine's バランタイン社の創業…

no.61 スコッチ5 ローランド/キャンベルタウン

本日はスコッチのローランドとキャンベルタウンについて。 マイナーであまり知られていないことも多いのですが、その中でも親しみやすいものを選んだので見ていっていただければと思います。①グレンキンチー②スプリングバンクを取り扱います。 ①Glenkinchie …

no.60 スコッチ4 スペイサイド

本日はスコッチのスペイサイド。 代表的なスコッチの多い産地です。特徴としてはバランスの取れた繊細なものが多いです。本日は代表的な①ザ・マッカラン②グレンフィディック③ザ・グレンリベットをみていきます。 ①The Macallan The Macallan 12Y ハイランド…

no.59 スコッチ3 ハイランド

本日はスコッチウイスキーのハイランドについて。 ハイランドのウイスキーの特徴は「リッチでまろやか」です。 今回は代表的な①オーバン②グレンモ―レンジの2つをご紹介します。 ①Oban Oban 14Y オーバンが位置するのはは西ハイランドとアイランズの境界。豊…

no.58 スコッチ2 アイランズ

本日はスコッチウイスキーのアイランズを紹介します。アイランズのウイスキーの特徴としてはアイラに似た要素と次回触れるのですがハイランドの要素を足して2で割ったような程よいピーティーさと大自然に恵まれた熟成による複雑さです。 今日は代表的な2つ…

no.57 スコッチ1 アイラ

本日はスコッチウイスキーの初回、アイラモルトについて紹介します。 アイラモルトと言えばスコッチウイスキーの中でも特に個性的なウイスキーで、ピート(泥炭)香が特徴的です。今日はそのアイラウイスキーの3つの代表的なウイスキー①ラフロイグ②ボウモア③…

no.56 ウイスキーの5大産地

さて、今日から最終回までウイスキーの産地について詳しく見ていきます。 今世界中でウイスキーは生産されているのですが、品質に関してはピンキリです。その中でもしっかりとした信頼がある国が5つあのはご存知ですか? 五大産地は①スコッチ②アイリッシュ③…

no.55 ウイスキーの楽しみ方

本日は「ウイスキーの楽しみ方」について。 皆さんは普段ウイスキーを飲まれる際、どのような飲み方をされますか? 一番多いのがウイスキーをソーダで割ったハイボールではないでしょうか。他にもウイスキーには楽しみ方は沢山あります。 ①ストレート 高品質…

no.54 樽熟成

本日は蒸留と同じくらいウイスキーにとって重要なテーマ「樽熟成」についてです。 ワインでも樽熟成について触れましたが、熟成の基本的な考え方は 「お酒(エタノール水溶液)の味をまろやかにするための工程」と考えられます。 時間をおいて熟成させるとエタ…

no.52 ウイスキーの製造工程

本日は「ウイスキーの製造過程」をみていきます。 前回触れたようにウイスキーには3つ程種類があります。 ①モルトウイスキー②グレーンウイスキー③ブレンデッドウイスキー これらはワインでいうと赤、白、ロゼワインのようなイメージで大枠の製造工程は同じ…

no.53 蒸留

本日は「蒸留」について。 下の写真は蒸留機の写真です。下のふくらみから上に行くにつれて細長くなっていきます。初めて山崎の蒸留所に行ったときに見た蒸留機に圧倒されたのを今も鮮明に覚えています。形が一つ一つ個性的で、奥ゆかさがあるというか「時」…

no.51 ウイスキーの科学

本日から20回にわたり「ウイスキー」についてみていきます。 これまで扱った「ビール」と「ワイン」は醸造酒ですが、「ウイスキー」は蒸留酒になります。 ここで簡単に醸造酒と蒸留酒の違いをおさらいすると、醸造酒はアルコール発酵によって生まれたお酒の…

no.50 南アフリカ/日本

今日でワイン最終回になります。 最終回は「南アフリカ」と「日本」についてみていきます。 ①南アフリカ まず、南アフリカ?ワイン作ってるの?っていう疑問を持つ方の方が多いかもしれません。日本ではあまり南アフリカのワインは認知度も高くはないですし…

no.49 チリ/アルゼンチン

本日は南米ワイン「チリ」と「アルゼンチン」についてみていきます。 ①チリ コストパフォーマンスが抜群に良い。コンビニに行けば500円でチリ産ワインが手に入る日本ですが、なぜこんなにも安いのでしょうか?日本は他国からワインを輸入するときは大体15%か…

no.48 オーストラリア/ニュージーランド

今日は日本でも多く輸入されているオセアニアのワインについて「オーストラリア」と「ニュージーランド」をみていきます。 ①オーストラリア オーストラリアはテクノロジーと生産者のハイブリッド。厳しい気候の中で試行錯誤をしてブドウ栽培。テロワールとい…

no.47 アメリカ

今日はここ10年、20年で右肩上がりの「アメリカ」についてみていきましょう。 アメリカは「ニューワールド・ワイン」の発祥地。 よく「ヨーロッパワイン」と比較されるが、アメリカワインの方が飲んでいてわかりやすくはずれが少ないとは言われている。単一…

no.46 その他ヨーロッパ

本日はその他ヨーロッパをみていきましょう。 フランスとイタリアのほかにもドイツやスペインなど注目すべきエリアはヨーロッパにはたくさんあります。しかし、全てみていくのは時間が足りないので選別して①ドイツ②スペイン③ポルトガル④スイスを紹介します。…

no.45 イタリア

本日からはヨーロッパを順にみていきたいと思います。 まずは「イタリア」です。 イタリアのワインと言えばどんなワインを想像されますか? 私は個人的にサンジョベーゼのキャンティが大好きでイタリアと言えば「赤」というイメージです。 イタリアは生産量…