お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

no.30 ビール総括

これまで20日にわたりビールについて詳しくみてきましたが、本日は総括ということで実践的なものにまとめて紹介していきます。 ①ビールは何からできているの ビールを構成する3大原料「大麦麦芽」「ホップ」「水」。これらをいかに組み合わせるか、いかに良…

no.29 コエドビール

本日はヤッホーブルーイングに続き、勢いのあるクラフトビールについて紹介します。 「コエドビール」 最近は小規模な個人店に行くと時々おいてあることも多くなったのではないかと思います。何が一番の特徴化というとボトルの形。愛着があって冷蔵庫の中に…

no.28 ヤッホーブルーイング

まずこちらからご覧ください。 youtu.be 活気のあるいい会社ですね。 本日は「ヤッホーブルーイング」についてみていきます。 日本のビール市場だと大手ビール会社の次の6位。クラフトビールをメイン事業にしながらこれほどまでの勢いは他の会社では考えら…

no.27 Japanese Craft Beer

最近流行りのクラフトビール。飲食店に行ったら「今日は普段より少しだけリッチなビールをいかがですか?」なんて店員さんがお勧めしてくれたりしますよね。飲んでみるととてもフルーティで香り豊かだったり、真っ黒でどっしりとした口当たりのものまで幅広…

no.26 世界第1位のビール会社:ABインベブ

あと少しで記事の毎日更新が一か月を達成します。 継続が苦手な私としては一か月の継続もうれしいものです。たかが一か月、されど一か月。180日継続出来た時を想像して頑張ります。 さて本日はABインベブについて。 皆さんが知っているとすれば、バドワイザ…

no.25 世界第2位のビール会社:SABミラー

こんにちは。本日は「SABミラー」についてです。 名前すら聞いたことのない方も多いかと思います。なぜなら、日本ではあまりSABミラーの商品はオープンに販売されていないからです。でも、もし皆さんと関りがあるとすれば炭酸飲料のコカ・コーラ。コカ・コー…

no.24 世界の第3位のビール会社:ハイネケン

先日鎌倉に旅をして来たのですが、そこの地ビール『鎌倉ビール』に挑戦してみました。640円もしたのでプレミアムな味わいかと心を躍らせていたのですが、価格の割に残念なビールで意気消沈でした。その時に感じたのがやっぱり大手のビールは安定して美味しい…

no.23 世界のビール市場

先日までは日本のビール市場についてみてきましたが、本日からは世界のビール市場についてみていきましょう。 いきなりですが、世界で一番のまれているビールブランドは何でしょう? バドワイザー?ハイネケン?とビール通の方は想像されるかもしれません。 …

no.22 サッポロ(Sapporo)

最後にビール国内売上第4位のサッポロについて見ていきます。 引き続き①歴史②理念③ブランドの順で勉強していきましょう。 1876年、開拓使次官の黒田清隆の指揮で札幌に「開拓使麦酒醸造所(札幌麦酒株式会社の前身)」を設立し、翌年冷製麦酒を製造。 1887年、…

no.21 サントリー(Suntory)

本日はビール国内売上ランキング3位のサントリーについて見ていきます。 ビール事業については国内3位ですが、飲料全体でみたときはサントリーが他の企業を抑えて業界No.1です。 サントリーは会社の理念が一貫していて個人的にとても好きな会社で、何度か…

no.20 キリン(Kirin)

本日はビール国内売上ランキング2位のキリンホールディングスについて アサヒと比べ易くするために①歴史②理念③ブランドに分けて見ていきます。 ①歴史 1885年7月、ジャパン・ブルワリー・カンパニー(キリンビールの前身)は、スプリングバレー・ブルワリーの…

no.19 アサヒ(Asahi)

アサヒビールがいかにして国内シェア1位を勝ち取ったか? アサヒビールについて詳しく理解するために①歴史②理念③ブランドに分けて見ていきましょう。 ①歴史 創業者は鳥井駒吉。父の死により1870年に鳥井駒吉は17歳で家業を継承。 1889年、36歳にして「本格…

no.18 ビールの日本市場

日本人ビール大好きですよね。何かあったら絶対ビール、飲み会でも接待でも。 和食でも中華でも、しまいにはフレンチでもイタリアンでも。(笑) こんな民族の私たち日本人が年間でどれくらいビールを消費するかというと 628万㎘、缶ビール1900億個くらいに…

no.17 ビールの種類:上面発酵ビール

今回も引き続きビールの種類「上面発酵ビール」について見ていきます。 上面発酵ビールのおさらいからすると、エールビールと一般的に呼ばれ「上面発酵酵母が15℃~25℃の比較的高い温度帯で発酵、フルーティで華やかな香りが特徴」、まとめると強くて個性豊か…

no.16 ビールの種類:下面発酵ビール

本日は「ビールの種類」についてです。今回と次回の二回で見ていきます。 この二回を終了すると、飲食店での注文や酒屋での購入が少しは楽になるかと思います。いつも同じものを注文してたけど今日は違うものにしてみようかなと思うようになるかもしれません…

no.15 ビールと健康

個人的にですが、いつものお決まりのオーダーがシャンパンの方は大抵信用できません(笑) あくまで個人的な意見です(笑) バーテンダーをやってて思うのは客の個性と好きなお酒は相関がありますね。 ワインを頼む方は経済力のある方プライドの高い方、ウイ…

no.14 ビールのおいしさ2

お陰様で 祝二週間 継続!! 私自身とても飽き性なので、このブログに関しては何とか工夫して半年間続けていきたいなと思う次第です。 本日はビールのおいしさを前回に引き続きみていきます。 まずは簡単な質問から ①ビールの泡はお好きですか? ②ビールを飲…

no.13 ビールのおいしさ1

世界で一番飲まれているお酒はもちろんビール、日本で一番飲まれているのもビール。 なぜこんなにもビールは世界で飲まれるのか? 他の酒類と比べてビールが圧倒的に持っているもの。それは「コクとキレ」。 「コク」とは濃い深みのある旨味です。例えばカレ…

no.12 ビールの科学

個人的に一番のドラフトビールは「Yebisu Premium」!! コクとバランスは他を圧倒していると思ってます。 香ばしい香りと余韻の長さも一番の理由!ぜひ他のドラフトと飲み比べてみてください! さて、本日のテーマは「ビールの科学」。 まずはビールの定義…

no.11 ビールの実は...

本日からは20日間ビールのことについて書いていきます。 最初にビールを扱う理由は、恐らく一番読者の皆さんに身近なアルコールだからです。 「いつも飲んでたけど意外とビールって...だったんだ」 なんてことを少しずつ紹介できればと思います。 ①「no.7 お…

no.10 お酒を美味しくする2つの魔法

日本でハイボールが流行りだしたのは大体2009年。つい最近の事。 なぜハイボールが流行ったのかというと ①サントリーのセールス ②消費者意識の変化 ③食後酒から食中酒へ サントリーは他企業と比べて率先してウイスキー事業に乗り出していました。日本でウイ…

no.9 Barの楽しみ方2

昨日の続き。 ⑥予算はいくらぐらい? 1人で行くなら5,000円くらい。2人で行くなら15,000円くらいあれば無難です。 バーの形態やインテリアなどハード面にも左右されますが、大体1杯1,000円前後です。そこに席代やサービス料、消費税が加わります。なので…

no.8 Barの楽しみ方1

粋なBarで美味しいカクテルを一杯。 誰もが大人の階段を上がるときに思い描くと思います。 行きつけのBarがあって、いつものマスターがいて、自分の「いつもの」をわかってくれている。理想ですよね。 私もバーテンダーになる前は他の贅沢を我慢し、無理をし…

no.7 お酒の経済学

昔からずっと思うのですが、やはり お酒高くないですか? なぜ日本はお酒が高いのか?高く感じるのか? 大きく分けて2つ。 ①酒税②飲食店の酒類原価率 これを考慮したうえで普段から選ぶべきおススメのものをTPOに合わせてご紹介します。 ①酒税について 皆さ…

no.6 お酒の脳科学・恋愛学

本日のテーマは皆さんが気になるお酒と恋愛の話。 その前にサブテーマである「お酒と脳科学」について手短に少しだけ触ります。 脳が継続的なアルコール摂取によって委縮するという研究結果があります。 人間の脳は30歳を過ぎると加齢減少によって少しずつ委…

no.5 醸造酒と蒸留酒

早速ですが、ワインとブランデーの違いご存知ですか? 実はほとんどの場合、同じ原材料(ブドウ)で作られていますよね。 何が違うのか??? 答えは主にアルコール度数。 先ほどのワインとブランデー以外にも、ビールとウイスキー、日本酒と焼酎も原材料は…

no.4 アルコールの効用

なぜお酒を飲むと気分がハイになって気持ちよくなるのか。 皆さんご存知の通り その原因はお酒がお酒である所以、アルコールを含んでいるからですね。 本日はそのアルコールについて見ていきましょう。 日本の酒税法では15℃の状態でアルコール度数が1℃以上の…

no.3 美味しいお酒の大原則

なぜキンキンに冷えたコーラはあれほどにも喉を潤し爽快にしてくれるのか。 なぜ風呂上がりの冷蔵庫から取り出す一杯は最高なのか。 その答えは温度にあります。 当たり前のように思うかもしれませんがアルコール、ノンアルコールに関らず ほとんどの飲み物…

no.2 何をブログで書くのか

「酒の害は酒が毒だからだけでなく、素晴らしいがゆについ飲みすぎるからだ」 奴隷解放宣言で有名なアメリカ大統領エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoin) 第一回目の記事を一読いただきました皆様ありがとうございます。 さて今日はこのブログで書いて…

no.1 なぜブログを書くのか

「アルコールは人間にとって最悪の敵かもしれない。しかし、聖書には敵を愛せよと書いてある。」 ベタですが...僕が一番好きな一文。 スーツとタバコが似合うのは反則です... 名曲「My way」で有名なアメリカの歌手フランク・シナトラ(Frank Sinatra)の名言…