no.30 ビール総括
これまで20日にわたりビールについて詳しくみてきましたが、本日は総括ということで実践的なものにまとめて紹介していきます。
①ビールは何からできているの
ビールを構成する3大原料「大麦麦芽」「ホップ」「水」。これらをいかに組み合わせるか、いかに良質なモノを厳選するかによって美味しさは決まります。
②ビールの分類
ⅰ.発酵
大きく分けて2種類。エールビールに分類される「上面発酵」とピルスナービールに分類される「下面発酵」。エールビールは個性的で風味が強いものが多く、ピルスナービールは爽快でバランスの取れたものが多いです。
ⅱ.色
麦芽の乾燥度合いによってビールの色合いが決まります。乾燥の時間が長く温度が高いと色の濃いビールが出来上がります。色合いが濃いほど香ばしいビールになります。
③日本の4大ビール
ⅰ.アサヒ
使用する麦芽をぎりぎりまで減らし(約70%)、副原料(米・コーン・スターチ)の比率を高めることですっきりした味を実現。アメリカンビールに近い。
ⅱ.キリン
「キリン一番搾り」
キリン一番搾り生ビールは、この一番搾り麦汁のみを使用しており、二番搾り麦汁を一切使用していません。この拘りによって渋みが少なく、さっぱりとしたビール。
ⅲ.サントリ―
麦芽100%、ホップ、天然水100%の原材料に徹底したピルスナービール。麦芽を普通のビールの1.2倍、アロマホップは2倍利用した濃厚なビール。
ⅳ.サッポロ
「ヱビスプレミアム」
ヱビスだけに使用される研究しつくされたヱビス酵母、通常のサッポロ商品に比べて1.5倍熟成。副原料を一切使わず、麦芽100%とホップのみで製造という拘りつくした代表ブランド。
「サッポロ黒ラベル」
ヱビスと並んでサッポロの2大ビールの一つ。泡と旨さに拘り、麦芽とホップの協同契約栽培を実現。
このように、この3つを抑えていれば誰かとお店に行ったときに、ビール選びには困りません。TPOに合わせてビールを選べるとかっこいい、この人はできる人と思われるかもしれませんね。
次回からはワインについて全20回にわたって紹介したいきます。
次回は「no.31 ワインの実は」です。お楽しみに。
ブラッディメアリー(Bloody Mary)
Recipe
ウォッカ/トマトジュース