no.132 Sake 2
本日は「日本酒の味と香り、温度」についてご紹介します。
日本酒は味わいや香りに合わせて大きく4つに分類できます。
①熟酒
香りも味も濃厚なお酒。熟成酒などがここに当たります。
②醇酒
香りは淡く味が濃厚なお酒。純米酒や山廃など。
③薫酒
香りが濃く味が淡いお酒。主に吟醸系が含まれます。
④爽酒
香りも味も淡いお酒。さっぱりとした生酒などです。
香りも段階的に呼び名が付けられます。
①上立香
お酒を口に入れる前の器から立ち上る香り。
②含み香
お酒を含んで最初に感じられる香り。
③吟香
含み香から変化し、飲み込む瞬間に感じる香り。
④返り香
飲み込んだ後鼻に抜ける香り。香りの後味。
温度による日本酒の呼び名。
①飛切燗(55°前後)
②熱燗(50°前後)
③上燗(45°前後)
④ぬる燗(40°前後)
⑤ひとはだ燗(35°前後)
⑥日向燗(30°前後)
⑦冷や(20~25°)
⑧涼冷え(15°前後)
⑨花冷え(10°前後)
⑩雪冷え(5°前後)
一般的に、人間の舌は温度によって甘みや酸味の感じ方が違い、温度が低いほうが酸味を感じやすく、温度が上がると甘み(旨み)や辛味を感じやすくなります。