お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

no.117 Brandy base

本日はBranndy Baseの代表的なカクテルをご紹介します。

 

①Alexander

 

f:id:amareepace13:20180112112959j:plain

 

1863年のイギリス皇太子エドワード(後のエドワード7世)とデンマークのアレクサンドラ王女の結婚式、あるいは1901年のエドワード7世戴冠式の際に献上されたカクテルと言われており、最初は王女の名にちなみ、「アレクサンドラ」と呼ばれていたがいつの間にか「アレクサンダー」という男名前に変化したとされている。その他にもマケドニアアレクサンダー大王、文豪の大デュマあるいは小デュマに基づくなど諸説があるがいずれも真偽ははっきりしていない。ちなみにフランスではアレクサンドラ (Alexandra) の名称のほうが一般的。ブランデー/カカオリキュール/生クリーム

 

②Side Car

 

f:id:amareepace13:20180112113042j:plain

 

第一次世界大戦中の最中、サイドカーに乗って退却するフランス軍将校が、レモンをかじりながらキュラソー・ブランデーを飲み続け、追手からの恐怖を紛らわせた故事により生まれたという説。パリのハリーズ・マッケルホーンによって1933年に作られたという説で「サイドカー」という名前は、マッケルホーンの常連客の将校がいつもサイドカーに乗って来店したことに由来する。ブランデー/ホワイトキュラソー/レモンジュー

 

③Jack Rose

 

f:id:amareepace13:20180112113303j:plain

 

フランス・ノルマンディー地方の特産であるリンゴのブランデー カルヴァドスをベースにしたもの。アメリカではカルヴァドスのことを「アップル・ジャック」と呼ぶことが多く、“アップルジャックで作ったバラ(ローズ)のような色合いカクテル”というのが名前の由来である。すっきりと甘酸っぱい味わいが楽しめるカクテル。ロックにして飲むのもおすすめ。カルヴァドス/レモンジュース/グレナデンシロップ