お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

no.109 Rum base 1

本日はRum baseのロングカクテルについてご紹介します。

 

①Cuba Libre

 

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第二次キューバ独立戦争の合言葉として使われた「Viva Cuba Libre(キューバの自由万歳)」にちなんで作られたカクテル。1898年4月に始まった米西戦争においてアメリカが勝利し、キューバがスペインから独立して1つの国家としての歴史をスタートする。その独立を祝う為に生まれたカクテルがまさしくキューバ・リブレであった。1898年8月、キューバ独立を助けた1人のアメリカ人将校がハバナのバーで、キューバにアメリカ兵と共にやって来た人気のドリンク、コカ・コーラと、当時の地元で最も人気の酒バカルディ社のゴールド・ラムをミックスする事を思い付く。アメリカの将兵が次々にこのドリンクをオーダーし、“キューバの自由”(Cuba Libre) の為に乾杯し、「キューバ・リブレ」と雄叫びを上げたのがこのカクテル誕生の由来と言われる。ラム/ライム/コーラ

 

②Boston Cooler

 

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このドリンクが生まれたときはノンアルコールでした。そのレシピはジンジャーエールの上にクリームを浮かべただけというものでした。その後、クリームがアイスクリームに代わりました。こちらのほうがよりポピュラーになったようですBARでの定番レシピは「ラム、レモン、シュガー、ジンジャーエール」です。もし仮にBARでの定番ボストンクーラーの起源が「ジンジャーエール&アイスクリーム」であるならば、「ボストン」という名称は都市のボストンではなく、デトロイトの「ボストン大通り」が由来になります。ラム/ライム/ジンジャエール