no.94 Rum 1
本日から6回にわたりラムについてみていきます。
ラムと言えば「甘い」「滑らか」といったようなイメージが多いと思います。
しかし、実際ラムと言ってもピンからキリまであり、ブランデーの様に華やかな香りのものからウイスキーの様にバニラの香りが特徴的なものまであります。
まず、ラムの定義から見ていきましょう。
「サトウキビを原料にし、発酵、蒸留、熟成を経て作られるスピリッツ」
ウイスキーやブランデーに製造工程は似ているのですが、ミクロフローラ(バクテリア)による香味成分が多い酒です。
また、ラムは原材料の使い方によっても分類がことなりまして
①インダストリアルラム
サトウキビの絞り汁から砂糖の結晶を除いたあとの糖蜜から作られる。簡単に言うとサトウキビで砂糖を作った後の残りを絞って作るのがインダストリアルラム。
②アグリコールラム
サトウキビの絞り汁をそのまま水に薄め発行して作る。サトウキビをラムのために贅沢に使用するのがアグリコールラム。
に分けられます。
さらに、ご存知の方も多い事かと思いますが色合いによっても分類があります。
①ホワイトラム
連続蒸留した蒸留液をタンクもしくは焦がしていないオーク樽で熟成、その後活性炭などで濾過。
②ゴールドラム
連続蒸留した蒸留液を内側を焼いた樽熟成により着色させる。
③ダークラム
単式蒸留した蒸留液を内側を焦がした樽で3年以上熟成。
次回からラムのブランドをみていきます。
次回は「no.95 Rum 2 Bacardi」です。お楽しみに^^
コロンブス(Columbus)
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