no.40 ワインとグラス
昨日はワインの選び方を勉強したので、さらに進んで「ワイングラス」についてみていこうと思います。
まず、率直な疑問から。①普通のコップには脚がついていないにもかかわらず、ワイングラスには脚がついています。これは何のため?
答えは①ワインの温度が高くならないようにする為。脚を持って飲むことで手の温度がワインに届くのを防ぎます。二次的な理由としては食卓やその空間を華やかに見せるためです。1杯125ml~150mlしかないワインをコップに入れて飲んでも量は少ないし得した気分になれません。なので少しでもリッチな気分になれるように工夫を凝らした結果が脚というわけです。
もう一つ質問です。②ワイングラスには頭が丸い球形のものから細長いものまで幅広く種類があります。なぜあんなにも種類が多いのか?
答えは②香りを開かせる為。基本的に中央部が球形になったグラスを使うとワインのアロマがグラスの中で蓄えられ、香りを堪能できます。形が違うのはそれぞれのワインに合った形があり、白と赤でグラスの形が違うように品種によっても違いがあります。
最後にグラスの素材について。
③同じ形のグラスでもガラスを使ったものとクリスタルを使ったものでは値段が変わります。それはなぜでしょう?
答えは③クリスタルグラスはまず薄いという事。更に香りがたちやすい。最後に熱を通しにくいという事。薄いとワインそのものの質感を感じやすい。まるで液体のみ口に触れているような感覚になります。また人間には触れてもわからない程度ですがクリスタルはガラスより表面がざらざらしています。それによってワインの香りがたちやすくなります。同様にクリスタルはガラスより熱伝導が良くないので、ワインの温度が上がりません。
普通のコップで良いワインを飲むのがダメなわけではないですが、せっかく良いモノなのであれば最大限個性を引き出せるようにしてあげて飲んでみたいものですね。
本日もありがとうございました。
次回は「no.41 ワインと産地」です。お楽しみに^^
シーブリーズ(Sea Breeze)
Recipe
ウォッカ/グレープフルーツジュース/クランベリージュース