お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

no.80 Gin 8 Monkey

 

本日は「Monkey」について。

 

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Monkey

 

ことの始まりは、イギリスの退役軍人モンゴメリー・コリンズという人物。ドイツのシュヴァルツヴァルトで宿を経営していた彼は、余暇に地元の森で取れる原料を使った自分だけのオリジナル・ジンを造るほどのジン好きでした。2000年代に入り、彼の遺品から『お猿のマックス、黒い森のドライ・ジン』と手書きされたボトルが発見されて話題に。”お猿のマックス” とは、彼が第二次大戦直後のベルリン復興計画に携わった際、スポンサーになっていたベルリン動物園のオナガザルの名前です。そのニュースにインスパイアされたのがアレックス・スタイン氏。蒸留職人のクリストフ・ケラー氏と試行錯誤を重ね、新たな最高の味として生み出したのがこの『モンキー47』。ラベルには、モンゴメリー氏に敬意を表してお猿の絵が描かれているというわけです。名前の「47」は、アルコール度数が47%であることと、原料として使われるボタニカル(植物の実、葉、根など)が47種類であることを示しています。閉じ込められている香りは、メインとなるジュニパー・ベリーをはじめ、スロー・ベリー、リンゴン・ベリー、ブラック・ベリー、シトラスローズヒップなどなど、その多くは地元の森から取れる最上のもの。世界有数の ”まろやかで澄んだ味わい” として知られる地元の水を使用していることも大きな魅力の1つです。

 

次回は「no.81 Gin Japanese Craft Gin」です。お楽しみに^^

 

 

シャーリーテンプル(Shirley Temple)

Recipe

グレナデンシロップ/ジンジャエール/レモンジュー