no.62 スコッチ6 ブレンド
本日はスコッチのブレンドについて。
代表的なものを6つ用意したので順にみていきましょう。
①バランタイン②シーバスリーガル③J&B④ジョニーウォーカー⑤オールドパー⑥ハウスロイヤルホールドを紹介します。
①Ballantine's
Ballantine's
バランタイン社の創業者ジョージ・バランタインはローランドの農家の出身で、13歳のときにエディンバラの食料品店に奉公に出て5年後に独立。食料品と酒を扱う小さな店を構えた。これがバランタイン社の前身である。アンドリュー・アッシャーが世界初のブレンデッド・ウイスキーを開発。これに刺激を受けたジョージは自らブレンダーとなってブレンデッド・ウイスキーの製造に取り組むことになる。ハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラから多くの原酒をブレンド。3日間で1000種類の原酒を飲み比べ、ブレンドする歴代で5人しかいないブレンダー。「バランタイン17年」を例にとると、今年仕込んだモルトが熟成して世に出るのは20年近く先の話。貯蔵庫で眠る多くの原酒が、求める品質にふさわしい熟成をとげているかどうか、慎重に見守らなければならない。遠い未来を読む必要があるため、会社の存続をも左右しかねない重要な仕事がブレンダーには求められる。貯蔵庫の警備にガチョウを採用。
②Chivas Regal
Chivas 12Y
「ストラスアイラ」と呼ばれるスペイサイドのシングルモルトがキーモルト。アイラ島とは関係なくスペイサイドを流れるアイラ川に由来。味の決め手はウォッシュバックは木製ウォッシュ(最近はステンレス製)であることと仕込み水の一部は「フォンズブイエン」と呼ばれる泉からの中軟水を使用。リッチ&スムース。ハーブや果物の香り。バニラ、ヘーゼルナッツの風味とリンゴ、蜂蜜の味わい。ストラスアイラ以外にもグレンキース、グレンリベット等もブレンド。
③J&B
J&B
ラベルにあしらわれた「J&B」の文字は、製造元であり1749年創業の「ジャステリーニ&ブルックス社」のイニシャルです。イエローの地にレッドの文字が鮮やかなこのラベルは、バーの棚で見つけやすいように考案されたもの。J&B レアは「ノッカンドゥ」「オスロスク」「ストラスミル」「グレンスペイ」などスペイサイド地方のモルトを核に42種類の原酒をブレンド。リンゴや洋梨を想わせるフルーティな香りと、スムースでバランスのとれた味わいが特長です。
次回は「no.63 スコッチ7 ブレンド」です。お楽しみに^^
アラスカ(Alaska)
Recipe
ドライジン/シャルトリューズ・ジョーヌ