お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

no.44 フランス3

本日がフランスの最終回。

 

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Ⓕラングドック・ルーション(Languedoc-Roussillon)

フランスで最も生産量が多く(総生産量の40%)、栽培面積も最も大きい。味わいはローヌ地方の南部と似通るところが多い。良質なカリニャンから野性的でコクのある赤、シャルドネテロワールと作り手の個性の出やすい白。更に赤白両方の天然甘口ワインが有名でもある。

 

生産割合:白が20%、赤・ロゼが80%

主な赤品種:カリニャン、シラー、グルナッシュ

主な白品種:シャルドネ、グルナッシュ・ブラン

 

アルザス(Alsace)

ドイツのすぐそばという事もあり、甘口の白ワインが有名。甘口、極甘口用のブドウは、最終的に必要な糖度に応じて本来の収穫時期より遅らせて収穫するヴァンダンジュ・タルティブ(遅摘み)やセレクション・ド・グラン・ノーブル(貴腐させた果粒を選り摘み)が採用される。

 

生産割合:白が90%、赤・ロゼが10%

主な赤品種:ピノ・ノワール

主な白品種:リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ミュスカ

 

シャンパーニュ(Champagne)

フランスで最北のワイン産地。使用品種はわずか3品種で白ブドウのシャルドネ、黒ブドウのピノ・ノワールピノ・ムニエからシャンパンは作られる。シャルドネだけで作られるタイプはブラン・ド・ブランと呼ばれ、ピノ・ノワールピノ・ムニエから作られるタイプはブラン・ド・ノワールと呼ばれている。大手ブランドによる生産が多く、小さな蔵元を探すのは難しい。

 

主な赤品種:ピノ・ノワールピノ・ムニエ

主な白品種:シャルドネ

 

三日にわたってフランスの8つの産地を勉強してきました。少しでもレストランでオーダーし易くなっていれば本望です。ぜひ色んなフランスワインをお楽しみください。

 

次回は「no.45 イタリア」です。お楽しみに^^

 

 

ブラックルシアン(Black Russian)

Recipe

ウォッカ/カルーア