お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

no.148 shochu 8

 

本日は黒糖焼酎について。

 

①れんと

 

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奄美大島でしか生産が認められていません。ボトルがほかの焼酎とは違い、薄い青と鮮やかな紫で涼しげな装いです。奄美大島の青い空と青い海に囲まれて音響熟成された黒糖焼酎です。マイルドな口当たりと透明感のあるサラサラとした感じで喉を潤してくれます。

 

②朝日

 

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創業大正5年の朝日酒造は、喜界島にある。この島は隆起したさんご礁からなる島で、石灰岩層から湧き出る水はミネラル分を豊富に含む。この特徴ある水と蔵元自らが栽培する無農薬有機栽培のサトウキビから抽出する極上の黒砂糖とインディカ米の麹で生み出されるのが「朝日」。黒糖焼酎というよりは泡盛に近い印象だが、海の水のような、砂浜のぬれた砂のような、海の潮風のような、サトウキビ畑の土のような、なんとも心癒される風味がある。これが喜界島の風土なのだろう。アルコール30度で、まずは、舌にぴりりと刺激があり骨太の男酒のイメージ。ただ、中盤から後味にかけてまろみが感じられ、実に後を引く。

 

奄美

 

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日常酒としての美味しい黒糖焼酎を探している人におすすめなのが奄美酒類の造る「奄美」です。この蔵の特徴は様々な焼酎蔵のブレンド酒である事。奄美群島で2番目に大きい島である徳之島に存在している5つの蔵元で作られる原酒をブレンドすることで、良い成分が絡み合い複雑な味わいへと変化するだけでなく、個別の味が安定するため変わらない味をキープできるという特徴もあります。まさに奄美を味わえる黒糖焼酎というのでしょうか、低価格でありながら十分黒糖焼酎がもつ魅力を味わえるコストパフォーマンスの高さが魅力の銘柄。