お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

no.151 最終回 御礼

 

皆様本日でブログを完結させていただきます。

 

ご覧いただいてました皆様本当にありがとうございました。

しばらく更新できないことも御座いましたが、何とか最後まで続けられることができ良かったと思います。

 

「継続こそ力なり」ですが如何に継続が難しいことか...

 

このブログを書き始めた頃を思い返すと、バーテンダーもまだまだ未熟な時でよくマネージャーに怒られていました。時にはカクテルの中身を投げられたこともありましたし...(笑)

 

飲食はどうも軍隊気質で性に合いませんでしたが、きっと必要な経験だったのだと思います。苦しんだ分、喜びもひとしおですから。

 

当初私は安い不味いお酒ではなく、もっと美味しいお酒を知ってもらいたいという気持ちでブログを書き始めました。今もその気持ちは変わらず持ち続けていますが、一つバーテンダーをしているうえで大切なことに気付かされた気がします。それはお酒の味よりもっと大切なものです。

 

「繋がり」

 

です。人生において嬉しい事、悲しい事沢山あると思います。そんな時に側にいてほしい人って誰しもいると思うのです。そういう人との時間を共有するためにバーってあるんだなと強く意識させられました。これからも人間らしい気持ちを大切にしながら日々精進してまいりたいと思います。

 

ブログを読んでいただいていた皆様と同様に、バーに足を運んでいただいて気付きを与えてくださったお客様にもこの場をかりて感謝申し上げます。

 

いつになるかわかりませんが、私をBARを開業する時に読者の皆様とまたお会いできることを楽しみにしています。

 

ありがとうございました。

 

                                                                                               Love&peace

no.150 shochu 10

 

本日は焼酎について最終回になります。

今日はそば焼酎としそ焼酎を一つずつご紹介します。

 

①吉兆雲海

 

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厳選されたそば、伝統的な黒麹、それらと最も相性の良い宮崎県日向灘から採取した酵母を使用し、九州山脈山あいの自然に恵まれた「五ヶ瀬蔵」で作り上げられる。芳醇で甘みのある香味豊かな本格そば焼酎です。

 

鍛高譚

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北海道の白糠町の特産品である紫蘇と大雪山系の水で仕込んだ爽やかな風味の焼酎です。しその優しい香りが世代から人気。

 

no.149 shochu 9

 

本日は代表的な泡盛のご紹介です。

 

春雨

 

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戦後間もない1946年、那覇市の南部小禄の地に創業した酒造所です。約20年間小売をせず同業者や酒造協同組合への桶売りを専門に行っていた時期があり幻の酒と呼ばれていましたが、1997年に再び一般市場によみがえり話題になりました。現在の代表・宮里徹氏は蔵に入った当初から先代が勘と経験で培ってきた酒造りを一日も早く習得すべく製造工程のあらゆるデータを記録し、独自の研究を重ねてきました。新酒でも確実に1年以上寝かせ、手作業で細やかに貯蔵管理を行うなど、生産量より酒質にこだわる姿勢を崩さず市場に出回る量が少ないですが、いつどのように飲まれるかを緻密に計算して造られる銘柄の数々は、豊かな香りとまろみのある味わいで泡盛ファンを魅了しています。

 

瑞泉

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首里の銘酒“琉球泡盛瑞泉”は弊社瑞泉酒造株式会社の創始者であります喜屋武幸永氏が名付けたものであります。かつて首里城内の第二門に登る石段途中にこんこんと湧き出る泉があり、正式名は「瑞泉」でありますが、水は、龍頭を形取った樋口からでてくるので通称「龍樋」とよばれています。さて、喜屋武氏は首里三箇村崎山の焼酎職の家の三男に生まれ、成人して酒屋として分家するときに「瑞泉」の碑文の中の「中山第一」、泉の水が量・質ともに中山第一の泉という意味。「源遠流長」、源遠ければ流れ長しで、水の尽きないことを表現。「飛泉漱玉」、泉の水が玉を漱うように勢いよく飛び散っている。「霊脈流芬」、よい泉の水はよい香りがあるの意味。等に感銘を受け、この清らかな泉のように清冽で芳醇な酒造りをめざし、また伝統ある泡盛造りがますます発展し、代々永く受け継がれていくように願い、この泉に因んで銘柄に“瑞泉”と命名したといわれています。

 

no.148 shochu 8

 

本日は黒糖焼酎について。

 

①れんと

 

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奄美大島でしか生産が認められていません。ボトルがほかの焼酎とは違い、薄い青と鮮やかな紫で涼しげな装いです。奄美大島の青い空と青い海に囲まれて音響熟成された黒糖焼酎です。マイルドな口当たりと透明感のあるサラサラとした感じで喉を潤してくれます。

 

②朝日

 

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創業大正5年の朝日酒造は、喜界島にある。この島は隆起したさんご礁からなる島で、石灰岩層から湧き出る水はミネラル分を豊富に含む。この特徴ある水と蔵元自らが栽培する無農薬有機栽培のサトウキビから抽出する極上の黒砂糖とインディカ米の麹で生み出されるのが「朝日」。黒糖焼酎というよりは泡盛に近い印象だが、海の水のような、砂浜のぬれた砂のような、海の潮風のような、サトウキビ畑の土のような、なんとも心癒される風味がある。これが喜界島の風土なのだろう。アルコール30度で、まずは、舌にぴりりと刺激があり骨太の男酒のイメージ。ただ、中盤から後味にかけてまろみが感じられ、実に後を引く。

 

奄美

 

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日常酒としての美味しい黒糖焼酎を探している人におすすめなのが奄美酒類の造る「奄美」です。この蔵の特徴は様々な焼酎蔵のブレンド酒である事。奄美群島で2番目に大きい島である徳之島に存在している5つの蔵元で作られる原酒をブレンドすることで、良い成分が絡み合い複雑な味わいへと変化するだけでなく、個別の味が安定するため変わらない味をキープできるという特徴もあります。まさに奄美を味わえる黒糖焼酎というのでしょうか、低価格でありながら十分黒糖焼酎がもつ魅力を味わえるコストパフォーマンスの高さが魅力の銘柄。

 

no.147 shochu 7

 

本日も代表的な芋焼酎についてご紹介します。

 

森伊蔵

 

 

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鹿児島県、錦江湾を一望する垂水市に位置する森伊蔵酒造。創業は明治18年「魔王」「村尾」とともに「3M」と呼ばれる。初リリースは昭和63年。定価は2,500円程度だが、お酒屋さんやネット上では、一升瓶30,000円~40,000円の値がつくし、料飲店価格はいわば天井知らず。お金があってもモノがなくてなかなか買えないというのがこの「森伊蔵」なのだ。幻中の幻で、今や誰もが認めるプレミア焼酎の王様となった。焼酎を飲まない人でさえ、この「森伊蔵」という名前を知っている。福井のコシヒカリと低農薬の黄金千貫と垂水の名水を使用し、合掌造りの伝統蔵で、かめ壺を使い丁寧に仕込む。最も名前を知られているが、味わいを語られることはほとんどない焼酎の代表でもある。心地いい甘い香り、最初の口当たりは非常になめらかで洗練されている。中盤からはやわらかい旨味と骨格がはっきりと感じられ全体のバランスがすばらしい。すっきりとした印象のわりには後味が長いところが意外。

 

村尾

 

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鹿児島三大河川の一つ川内川が流れる鹿児島県薩摩川内市において、創業明治35年村尾酒造。かの西郷隆盛が愛した焼酎としても知られる。「薩摩茶屋」が主要銘柄。3代目当主であり、焼酎造りの天才といわれる村尾寿彦氏が、原料調達から、仕込み、蒸留、配達まですべてを1人で賄っている。ゆえにその生産量は限られ、おのずと手に入れにくい焼酎となった。黄金千貫と白豊を使用、黒麹仕込みで造られた、落ち着いた香りと洗練されたなかにも芋本来の自然な甘さやまろやかさを合わせもつタイプ。アフターに芋らしい甘いフレーヴァーが心地よく残る。

 

佐藤

 

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『佐藤』は鹿児島県の佐藤酒造で製造されている本格芋焼酎です。白麹仕込みの「佐藤」と黒麹仕込みの「佐藤 黒麹仕込」があって、俗に「白佐藤」、「黒佐藤」とも呼ばれています。どちらも同じくらい人気がありますが、鹿児島県内では白が好まれ、県外では黒が求められるようです。

no.146 shochu 6

 

本日も代表的な芋焼酎をご紹介したいと思います。

 

①大魔王

 

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クセのないフルーティーな味わい。黄麹仕込みの本格芋焼酎鹿児島県産の黄金千貫芋を日本酒に使われる黄麹で仕込み、常圧蒸留しました。黄麹特有のまろやかな甘みと、貯蔵熟成による芳醇な味わいが特長です。果物を思わせるさわやかな香りととろみのある口あたり。魔王とは製造している蔵元が違うので注意。

 

 

 

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黄麹による焼酎づくりを復活。伝統製法にこだわった本格芋焼酎鹿児島県産の黄金千貫芋を黄麹で仕込みました。甕仕込み・木桶蒸留・甕貯蔵の伝統製法にこだわった本格芋焼酎です。柔らかな飲み口と、洗練された潤いのある後口が楽しめます。

no.145 shochu

 

本日も代表的な芋焼酎をご紹介します。

 

桜島

 

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本坊酒造さんの代表銘柄「桜島」。そのデザインと酒質も新たに生まれた芋焼酎「さくらじま」です。南薩摩産のさつまいも(黄金千貫)を原料に、純粋培養の本坊酵母を使い、これまでにないフルーティさと甘く華やかな香りのある芋焼酎に仕上がっています。まろやかな飲み口でありながら、長い余韻とともに穏やかにしみわたっていく深い味わいが楽しめ、ロック・水割り・お湯割り何でも良く合います。

 

②轟乃露黒

 

 

 

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小牧醸造明治42年創業した当初から造り続けている銘柄「轟乃露」。その黒麹がこの轟乃露黒です。特に使用する麹に特徴があります。九州では近代焼酎の父と言われた
故河内源一郎氏の麹会社「河内源一郎商店」のものが一般的です。しかし、この轟乃露黒では、大阪市にある樋口松之助商店の樋口もやし黒麹を使用して造れています。黒麹特有の後味に残る香ばしさは、それほど感じない柔らかな後味、米由来の甘味も綺麗に
引き出されています。骨太のイメージがある黒麹にあって、女性でも飲める味わいに仕上げています。どことなく上品な轟乃露黒ですが、飲み飽きせず、料理と上手に組み合わせられる味わい。芋焼酎がちょっと苦手という方にもスムーズ受け入れられる味わい。