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本日から10回にわたって「焼酎」についてご紹介します。
焼酎の定義から見てみましょう。
「焼酎とはアルコール含有物を蒸留した日本の蒸留酒」で、連続式蒸留焼酎と単式蒸留焼酎の二つに分類されます。連続式蒸留焼酎はアルコール度数が36%未満のもので、ライトな風味が特徴。一方で、単式蒸留焼酎はアルコール度数が45%以下のもので本格焼酎と呼ばれ、癖のある味わいが特徴。
単式蒸留焼酎の分類についてみていきます。
よく焼酎を飲むときに「米」「麦」「芋」など種類がありますよね?これはもちろん原材料に何を使っているかを示しています。では泡盛は何を原料にしているのでしょう。
実は米焼酎と似ています。米焼酎が国産の破砕米を使うのに対して、泡盛はタイ米の破砕米を原料としています。
ではどんな種類の焼酎があるか見ていきます。
①米
生産地は熊本の球磨・人吉地方が有名。全国の清酒の蔵元でも作られる。まろやかで香り高いのが特徴。
②芋
鹿児島と宮崎が主産地。原料のイモは黄金千貫というでんぷん質の多い川まで白い改良品種が主流。癖が比較的少なく飲みやすいのが特徴。
③麦
大分や長崎の壱岐の島が主産地。原料の麦は二条大麦やオーストラリア産のものが使われる。キレが良いのが特徴。
④黒糖
黒糖を溶かした二次もろみを使う。沖縄産のサトウキビが原料となることが多い。甘い香りと後味が切れの良いのが特徴。
⑤ソバ
宮崎が発祥。コクがあるものが多い。