お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

no.139 Sake 9

 

本日は四国エリアの日本酒をご紹介します。

 

①悦凱陣

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香川県琴平にある小さな酒蔵。この酒蔵のなかで、幕末の志士・高杉晋作桂小五郎が潜伏していたと伝わる。代々「凱陣」という酒を造り続け、今はほとんどが「悦凱陣」となっている。骨太で芳醇な旨みに満ち、毎年味わいが変化するのはもちろん、タンクごとに味が異なり、強烈な個性を放っている。出来たてを味わうのもよし、低温や常温で熟成させたりと、熟成の楽しさを実感できる酒でもある。人気が高い1本は「悦凱陣 純米酒 無濾過生 オオセト 26BY」。焼き魚など素材がしっかりした料理と合わせたい

 

③亀泉

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坂本龍馬も愛した土佐の地酒。亀泉の名は、干ばつでも枯れることがない湧水を仕込み水に使ったことから、万年の泉を意味する。高知県産の酒米である土佐錦・吟の夢・風鳴子などを積極的に用いている。「亀泉 純米吟醸原酒 高育63号」は風鳴子を55%まで磨きあげ、高知県工業技術センターで開発された最新の酵母で醸している。メロンやバナナを思わせるフルーティな香り、甘い香りに反する端麗辛口で、キレのよい味に仕上げている。冷やして、揚げ物に合わせると、喉ごしすっきり。