お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

no.136 Sake 6

 

第三回は甲信越・北陸エリアです。

 

①久保田

 

 

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越後新潟の端麗辛口を代表する蔵元。天保元年(1830)創業以来、屋号を冠した「久保田」の銘柄を造り続けている。すっきりした味わいと飲み飽きしない淡麗さは、料理を選ばず、世代や性別も超えて愛されている。久保田シリーズの最高峰「純米大吟醸 久保田萬寿」は、やわらかな口当たりと調和のとれた旨みがある。酒米・五百万石を50%精米し、朝日地内を流れる地下水脈の雑味が少ない軟水を仕込み水に用いる。

 

川中島 

 

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長野発祥の蔵元の一人娘である千野麻里子さんが杜氏を務め、たゆまぬ努力とその抜群のセンスで、全国新酒鑑評会金賞受賞など、数々の受賞歴を重ねている。華やかな香りとすっきりとした味わい、そしてふくよかな旨みが特徴の川中島 幻舞は、杜氏の自信作。なかでも「川中島 幻舞 大吟醸 Premium」はマスクメロンのような香りと優雅さがある原酒。また、瓶内発酵の生酒「Kawanakajima‐Fuwarin」は、天然炭酸ガスが舌の上でシュワシュワと弾ける、純米のシャンパン。

 

③亀齢

 

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信州・真田家のお膝元、長野県上田市の北国街道の宿場町にあり、寛文5年(1665)創業。落ち着いた佇まいの酒蔵は、昔ながらの町並みにしっとりと馴染んでいる。2003年から杜氏を務める岡崎美都里さんは東京農大醸造学を学んだ女性杜氏。長野の酒米・美山錦やひとごこちなどを使い、透明感のある酒造りを行なう。「信州亀齢 純米酒ひとごこち」は、すっきりした飲み口で、肉料理などの味付けのしっかりした料理に合う。辛口タイプで、燗酒も美味しい。