no.135 Sake 5
第二回は関東エリアです。
①鳳凰美田
美しい田園のなかにある小さな蔵ながら栃木を代表する銘柄を輩出。最近は需要に対し供給が追い付かず、入手困難。昔ながらの和釜で米を蒸し、佐瀬式の酒槽でやさしく絞り、丁寧に醸す。すっきりとフルーティな香りと吟醸香が前面に押し出され、強い甘味と複雑な旨みが口に広がる。限定品の「鳳凰美田 純米大吟醸 Gold Phoenix」はイタリア・モンティエロッサ製シャンパンボトルを使用。華やかな席にぴったりだ。また梅酒やあんず酒などもあり、女性へのプレゼントにも好適。
②花陽浴
次世代の日本酒を担う新進気鋭の蔵元と姉夫婦の3人が一貫して手づくりにこだわる吟醸酒。果実のような高い香りと上品な蜜のような甘み、酸味とともにコクもある。これぞ吟醸酒と、ひざを打ちたくなるのが花陽浴だ。「花陽浴 袋吊斗瓶囲純米吟醸八反錦」は55%磨きで袋吊りの雫酒でうっすらと白い無濾過生原酒。雑味の無いクリアの味わいと爽やかな酸味を実現し、発酵食品の漬物や味噌などを使った料理と合わせると、味の相乗効果が楽しめる。