お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

no.132 Sake 2

 

本日は「日本酒の味と香り、温度」についてご紹介します。

 

f:id:amareepace13:20180216193513j:plain

 

日本酒は味わいや香りに合わせて大きく4つに分類できます。

 

①熟酒

香りも味も濃厚なお酒。熟成酒などがここに当たります。

②醇酒

香りは淡く味が濃厚なお酒。純米酒や山廃など。

③薫酒

香りが濃く味が淡いお酒。主に吟醸系が含まれます。

④爽酒

香りも味も淡いお酒。さっぱりとした生酒などです。

 

香りも段階的に呼び名が付けられます。

 

①上立香

お酒を口に入れる前の器から立ち上る香り。

②含み香

お酒を含んで最初に感じられる香り。

③吟香

含み香から変化し、飲み込む瞬間に感じる香り。

④返り香

飲み込んだ後鼻に抜ける香り。香りの後味。

 

温度による日本酒の呼び名。

 

①飛切燗(55°前後)

②熱燗(50°前後)

③上燗(45°前後)

④ぬる燗(40°前後)

⑤ひとはだ燗(35°前後)

⑥日向燗(30°前後)

⑦冷や(20~25°)

⑧涼冷え(15°前後)

⑨花冷え(10°前後)

⑩雪冷え(5°前後)

 

一般的に、人間の舌は温度によって甘みや酸味の感じ方が違い、温度が低いほうが酸味を感じやすく、温度が上がると甘み(旨み)や辛味を感じやすくなります。