お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

no.101 Cocktail

 

本日から20回にわたり「カクテル」についてみていきます。

 

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カクテルとはミクスト・ドリンク(Mixed Drink)。

 

カクテル=酒+何か(Something)

 

何気なく飲んでいるウイスキーの水割やソーダ割もカクテルになりますし、有名なマティーニやマンハッタンも同じカクテルに分類されます。

 

次にカクテルの分類ですが、基本的に①ショートカクテル②ロングカクテルの2つに分かれます。

 

①ショートカクテル

シェークやステアをしてカクテルグラスに注いで出されるものが多い。カクテルグラスの中には氷が入っていないため、時間をかけないでできるだけ冷たいうちに味わう。

<例>マティーニギムレットマルガリータ

 

②ロングカクテル

タンブラーやロックグラスに氷を入れた状態で味わうコールド・タイプと、お湯割をはじめとしたホット・タイプのカクテルがある。どちらも基本的には蒸留酒+割材(炭酸やジュース)で、ショート・カクテルと比べて、ゆっくりと味わうタイプだが、それでもコールドは氷が溶けないうちに、ホットは冷めないうちに味わったほうがおいしい。
<例>ジントニックハイボールシンガポールスリング

 

 

次に作成方法も大きく3つの方法に分けられます。

 

①Shake

シェーカーに氷と材料を入れて、振ってつくる工程の事。シェイクは混ざりにくい材料を強く混ぜ、同時に冷たくするのが目的。シェーカー表面に霜がついたような状態になればでき上がり。ステンレス製のものが一般的で、トップ(Top)、ストレーナー(Strainer)、ボディ(Body)からなる。金属製のカップとグラスのふたつからなるボストン・シェーカーもある。ショートカクテルに多い。


②Stir

ステアとは混ぜる、撹拌(かくはん)する工程の事。ミキシンググラスに氷と材料を入れ、バースプーンでかき混ぜてつくります。ミキシンググラスは比較的混ざりやすい材料をステアでミックスするための大型グラス。バー・グラスとも呼ばれます。ショートカクテルに多い。

 

③Build

ビルドとは、シェーカーやミキシンググラスといった器具を使用しないで、グラスに材料を入れ直接つくる工程の事。ジン・トニック、ウイスキーソーダウイスキーハイボール)などロングカクテルに多い。

 

バーに行って注文する際には、ショートカクテルorロングカクテル、シェイクorステアorビルドなど好みを言っていただけると自分のイメージしたものに近いものになりますし、バーテンダーも作りやすいかと思います。

 

 

次回からバーに行ったときに知っておいた方がいい基本カクテルを紹介していきます。

次回は「no.102 Gin Base 1」です。お楽しみに^^