お酒のあるライフスタイル

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no.98 Rum 4 Captain Morgan

 

本日は「Captain Morgan」について。

 

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17世紀に数々の衝撃を与えた海賊、キャプテン・ヘンリー・モルガン。1635年ウェールズに生まれ、「新世界」にあふれる富とスリルを求めて、モルガン船長は船出した。キュラソーからパナマ、ジャマイカを越え、モルガン船長の海賊冒険譚はカリブ海にとどまらず世界に語り継がれている。1674年国王チャールズ二世は、モルガン船長の大英帝国に対する献身的な貢献を称えて、彼にナイトの爵位を授与した。1680年にはジャマイカ島代理総督にまで就任する。その親しみやすさと寛大さでポートロイヤルの町中の酒屋と酒場で人気者だったモルガン船長が息をひきとったのは1688年。ラムが英国海軍の正式配給品となる何十年も前、モルガン船長の船では既にラムの配給が行われていたという。実業家として、またジャマイカ島代理総督として活躍していたモルガン船長にとって、彼の名「ヘンリー・モルガン」を冠したラムが生まれたのはごく当然の成り行きだ。当時のキャプテン モルガン ラムは壷を使う伝統的製法で製造されていた。息巻く海賊どもや冒険家達はそうしたラムをストレートやライムジュースとともに飲んでいたと伝えられる。1950年代初頭、キャプテン・モルガン ブランドは人々の嗜好の変化とキューバリブレ(ラム+コーラ)の流行にあわせて、世の中に浸透していった。以来、長年に渡って英国、カナダ、南アフリカをはじめとした30カ国以上で愛されてきたが、米国では無名に近かった。しかし1984年、キャプテン モルガン スパイスト ラムが登場してからラムを取り巻く世界は間違いなく「新世界」へと変わっていったのだ。世界中で愛されている『キャプテン モルガン スパイスト ラム』、そのおいしさのこだわりはここにある。丸く熟成した味わいに厳選した果物の香りとスパイスを加え、さらに、バニラの繊細な隠し味を利かせることで、二つとない風味を生み出している。

 

次回は「no.99 Rum 5 Plantation Rum」です。お楽しみに^^

 

 

ブルックリン(Brooklyn)

Recipe

ウイスキー/ドライベルモット/マラスキーノ/アメールピコン