お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

no.76 Gin 4 Bombay

 

本日は「Bombay」について。

 

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Bombay

 

ボンベイ・サファイアの名前は、イギリス統治下のインドでジンが人気を博したことから、都市の名前であるボンベイ(1995年、ムンバイに改称)を冠することとなったのが由来である。当時はマラリア予防の目的で、トニックウォーターキニーネを混ぜて飲んでいた。トニックウォーターは医療品ではあったが、より洗練された飲み物として楽しむ為にジンを加えるようになった。原材料と蒸留方法において際立っている。伝統的な原材料であるジェニパーベリーに加え、9つの香料と植物(アーモンド、レモンピール、スペインカンゾウ、オリスルート、セイヨウトウキ、コリアンダー、シナニッケイ、ヒッヒョウカ、マニゲット)が加えられている。ジンの香料は企業秘密として伏せられるのが常であるが、ボンベイ社は公表。通常、アルコール分と香料は混ぜ合わされて蒸留されるが、ボンベイの場合加熱されて蒸気となったグレイン・スピリッツを銅製のバスケットに収めたボタニカルに通過させることで、ボタニカルの香り高い部分だけを吸収させます。この特殊な香り付けの方法をヴェーパー・インフュージョンと呼びます。またアルコール自体を作るベースはスコットランドで作られた穀物のみを使用している。四角くサファイア色のガラスから作られた瓶が特徴でラベルにはヴィクトリア女王の肖像をあしらっている。

 

次回は「no.77 Gin 5 Tanqueray」です。お楽しみに^^

 

パラダイス(Paradise)

Recipe

ドライジン/アプリコットブランデー/オレンジジュース