お酒のあるライフスタイル

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no.72 Spirits (市場)

 

本日は世界のスピリッツ市場を調査していきましょう。

現在の蒸留酒マーケットは無数の蒸留所が市場でパイを奪い合って戦っているわけではなく、元々は小さい会社が合併や買収を繰り返して大きな会社となりパイを3,4つの会社で奪い合っているのが現状です。本日はその世界を代表する大きな会社がどんなブランドを持っているか見ていきましょう。

 

まずは世界の蒸留酒メーカーランキングから紹介します。

 

①Diageo

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②Pernod Ricard

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この2社が市場の主導権を握っていると言えるでしょう。

 

①Diageo

ディアジオ社は、1997年にギネスビールで有名なギネス社と食品・飲料大手のグランドメトロポリタン社が経営統合をして誕生した会社。ギネス (Guinness & Co.) は、1756年に創業されたビール会社。グランドメトロポリタン(Grand Metropolitan)は、1934年に設立されたグランドメトロポリタンホテルを出自とする会社。ケータリング大手のコンパスは同社のケータリング事業が分社化して誕生。経営統合後にカナダのシーグラム社をペルノ・リカール社と共同買収して業容を拡大。主なブランドは、ウォッカスミノフ、スコッチのジョニー・ウォーカー、ジンのゴードンやタンカレー、ビールのギネス。日本においては2009年よりキリンと業務提携。

 

②Pernod Ricard

1975年に2つのフランス企業ペルノとリカールが合併、両社ともに元々は食前酒メーカー。カナダのシーグラム社や蒸留酒大手のアライド・ドメック社を共同買収し業容を拡大。キリンも一部株式を保有していたが、ディアジオとの提携に伴い株式を売却。主なブランドは、スコッチのシーバス・リーガル、バランタイン 、バーボンのワイルドターキー、フォアローゼズ、アイリッシュのジェイムソン、ジンのビフィーター、ウォッカのアブソルート 、ラムのハバナクラブ、テキーラのオルメカなどを扱います。

 

 

日本の蒸留酒メーカーはサントリーがダントツです。ウイスキーがとても強く、世界的な蒸留酒の販売経路が多いのも強みです。

 

次回からジンについて詳しく見ていきます。

「no.73 Gin 1」です。お楽しみに^^

 

 

ハワイアン(Hawaiian)

Recipe

ドライジン/オレンジジュース/オレンジキュラソー