お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

no.67 ジャパニーズ1

 

本日から3日間にわたってジャパニーズウイスキーを見ていきます。

ジャパニーズウイスキーといえば何を思い浮かべますか?

山崎?響?もしかしたらニッカなどかもしれません。

 

ジャパニーズウイスキーの特徴は、スコッチウイスキーと似通ることが多いです。なぜなら日本においてウイスキーを開拓していった竹鶴政孝という人物がウイスキーの留学で学んだ場所がスコットランドだったからです。香味は、スコッチウイスキーに比べてスモーキーフレーバーは少ないです。しかしバランスよく、コクがあるので水割りやソーダ割にしても風味が失われません。

 

モルトウイスキー②グレーンウイスキーブレンデッドウイスキーの3つを「no.51 ウイスキーの科学」で勉強しましたが、もう一度だけそれぞれの違いを見てみると

 

モルトウイスキー

原材料:二条大麦麦芽を使用

蒸留:ポットスチル(単式蒸留器)2回蒸留

 

②グレーン・ウイスキー

原材料:トウモロコシか小麦、もしくはどちらも併用が主流

蒸留:連続式蒸留器で蒸留

 

③ブレンデッド・ウイスキー

①②をブレンドしたもの。

 

代表的なジャパニーズウイスキーを生産するメーカー

サントリー②ニッカ③キリンをみていきます。

 

本日はボリュームの小さい③キリンをみてみます。

キリンが取り扱うのは富士山麓

 

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蒸溜所設立に向けて動き出した当初から、キリンが目指す理想のウイスキーの香味は「澄んだ味わいの中に広がる甘い樽熟香」。それは雑味のない、まろやかですっきりとした口当たり、果物や花を連想させるほのかにフルーティな香り。シーグラム社、シーバス社から協力を得て、明確な理想を掲げ新たなウイスキーの故郷としての歴史をスタートさせたのです。ポットスチルはストラスアイラ蒸溜所のものを参考に作られています。また、ハートオブハーツ蒸留法を採用。蒸留時の流出液のはじめの部分(青臭さの強いヘッズ)と最後の部分(生臭雑味のあるテールズ)を排除し、中間のハーツのなかでもとりわけ質の良い中央の部分のみ(ハートオブハーツ)を抽出。ハーツには、花や果実を連想させるエステル香が多く含まれています。熟成樽は一般的なバッツ樽(約500リットル)、ホッグスヘッズ樽(約230リットル)よりも小さなバレル樽(約180リットル)を使っています。バレル樽は、北米産のホワイトオーク材で、バーボンウイスキーやスコッチウイスキーの熟成に使われていた古樽などを使用。

 

次回は「no.68 ジャパニーズ2」です。お楽しみに^^

 

バーボネラ(Bourbonella)

Recipe

バーボンウイスキー/ドライベルモット/オレンジキュラソー/グレナデンシロップ