お酒のあるライフスタイル

現役Bartenderがお酒のことについて発信します

no.63 スコッチ7 ブレンド

 

前回の続きでスコッチウイスキーブレンドをみていきます。

 

④Jonie Walker

 

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Johnnie Walker Blue Label

 

世界で一番売れるウイスキーとして有名。200以上の国々で年間1億2000万本売れている。日本では昭和期の庶民の憧れとして大衆文化にもしばしば登場し、ジョニ黒は1万円で売られていた(当時の1万円は大卒初任給の二ヶ月分に相当)。19世紀後半からずっと変わらない四角いボトルに、斜め24°に傾いたラベル、イギリス紳士の象徴であるストライディングマンが描かれている。「ジョニーウォーカーを飲めばスコットランドウイスキーの個性がすべて味わえる」とも言われています。

 

⑤Old par

 

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 Old Parr 12Y

 

創業者のグリーンリース兄弟は、ウイスキーに不朽の価値を与え、末永く後世に届けたいとの願いを込めてオールドパーと命名。オールドパー」とは、15世紀から17世紀にかけて152歳の長寿を全うし、英国史上最長寿といわれた伝説の人物「トーマス・パー」の愛称。オールドパーのラベルには、彼の生きた年号(1483-1635)と、10人の英国王の時代に生きたという伝説が記されています。オールドパーのボトルにあしらわれた「クラックルパターン」と呼ばれるひび割れ模様は、ガラスのボトル以前に主流だった陶製ボトルをイメージしたもので、伝統を継承するブランドの精神を物語っています。

 

Royal Household

 

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1897年、当時最も多くの原酒を保有していたジェームズ・ブキャナン社は英国王室によって皇太子(後のエドワード7世)専用のスコッチウイスキーを造るよう、勅命を受ける。ブキャナン社は厳選された貴重な原酒を門外不出の技術によってブレンドし、英国王室にふさわしい 品格と気品に満ちたスコッチを見事に造り上げました。これがロイヤルハウスホールド。 そのため、英国でも限られた場所でしか飲むことが許されていませんが、英国王室との友好な関係により日本では特別に飲むことが許されています。

 

 

これでスコッチは終了。スコッチはまだまだたくさん種類がありますし、飲み足りることはありません。どんどん違うものを飲んでみて下さい。次回からはアメリカンに移ります。

次回は「no.64 アメリカン1」です。お楽しみに^^

 

 

マティーニ・タイム(Martini Thyme)

Recipe

ドライジン/シャルトリューズ・ヴェール/タイム