no.38 ブドウ品種

早速ですが皆さん、質問です。

赤ワインと白ワイン使っているブドウの種類は一緒でしょうか？

ヒントはレストランに行った時のお注文をイメージしていただければわかりやすいかと思います。

「赤の重め」「白のフルーティーなもの」「ボルドーのACマルゴーの」「シャルドネ」などなど...

そうです。最後の「シャルドネ」。ワインのブドウ品種を表しています。ワインを好きな人は品種で注文することが多いです。なぜなら品種ごとに特徴的な味わいがあるからです。

今日は「ブドウ品種」についてみていきます。

ブドウ品種を詳しく見ていく前に前提として頭に入れておいてほしいことがありまして、ワイン用ブドウと食用ブドウは全く別物であるという事です。食用ブドウはジューシーで果皮の薄い種がないもの、ワイン用は色素とアロマ、タンニンなどを多く含んでいるものが好まれます。

では代表的な白ブドウ品種から紹介します。

①シャルドネ

特徴：産地の影響を受けやすく、どんな味わいにもなれる八方美人。辛口。

主な栽培地：フランス(ブルゴーニュ、シャンパーニュ)、アメリカ(カリフォルニア)、カナダ、オーストラリア、

②ソーヴィニヨン・ブラン

特徴：香り豊かでフレッシュな爽やか純白系。辛口～甘口。

主な栽培地：フランス(ロワール、ボルドー)、アメリカ(カリフォルニア)、スペイン、ニュージーランド

③リースリング

特徴：ミネラル香たっぷりで甘い、手塩にかけたお嬢様タイプ。辛口～極甘口。

主な栽培地：ドイツ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ

次は代表的な黒ブドウ品種。黒ブドウとは赤ワイン用の果皮が黒いブドウの事。

①ピノ・ノワール

特徴：力強さよりも繊細さ、美的センスに富んだ芸術家。

主な栽培地：フランス(ブルゴーニュ、シャンパーニュ)、アメリカ(オレゴン)、ニュージーランド、オーストラリア

②カベルネ・ソーヴィニヨン

特徴：地盤の固まった硬派な印象。奥深さも兼ね備える王族一家。

主な栽培地：フランス(ボルド―、南西部)、イタリア、チリ、アメリカ(カリフォルニア)

③シラー

特徴：力強い必ずどこかで重宝される職人。

主な栽培地：フランス(ローヌ)、オーストラリア、ニュージーランド、チリ

④メルロ

特徴：誰とでも仲良くなれる優しさとふくよかさ。オールマイティなバランス屋。

主な栽培地：フランス(ボルドー、南西)、イタリア、南アフリカ、アルゼンチン

まだまだ紹介したいのですが、今日は有名な誰もが聞いたことがあるであろう品種だけ紹介しました。ぜひレストランで注文してみてください。

次回は「no.39　ワインの選び方」です。お楽しみに^^

モッキンバード(Mockingbird)

Recipe

テキーラ/グリーンペパーミント/ライムジュース