no.27 Japanese Craft Beer
最近流行りのクラフトビール。飲食店に行ったら「今日は普段より少しだけリッチなビールをいかがですか?」なんて店員さんがお勧めしてくれたりしますよね。飲んでみるととてもフルーティで香り豊かだったり、真っ黒でどっしりとした口当たりのものまで幅広くあって面白いです。
ではそもそもクラフトビールとは何かについて見ていきます。
アメリカでは下記のように基準が明記されているのですが、日本の場合は明確な基準がまだ整備されていません。日本の場合はアメリカとは違って、大手ビール会社や酒蔵が出資をしているので独立性はあまり高くありません。
①小規模であること
年間600万バレル以下の生産量であること。
②独立していること
大手ビールメーカーなどによっての所有が25%以下であること。
③伝統的であること
伝統的な製法によってのみ生産され、フレーバーモルトビバレッジは認められない。
基本的に日本で「クラフトビール」と呼ばれるのは、小規模なビール醸造所でビール職人が精魂込めて造っているビールのことです。ビール職人が造り出す高品質なビールを「手工芸品(Craft)」に例えて、クラフトビールと呼びます。その小規模なビール工房のはマイクロ ブルワリー(Micro Brewery)と呼ばれます。
日本で飲まれているクラフトビールは大きく分けると主に7種類ほどなので簡単にします。
1.ピルスナー (Pilsner)
スタンダードビールの代表。
2.ペールエール (Pale Ale)
ピルスナーよりも風味の強いビール。
3.IPA(アイピーエー)(India Pale Ale )
ペールエールよりも濃くて苦みの強いビール。IPA とはIndia Pale Ale の略。なぜインドかというとかつてイギリスからインドまでビールを運ぶ時に腐敗しないように大量にホップを使ったことに由来しています。
4.ヴァイツェン (Weizen)
小麦麦芽で作られたフルーティなビール。甘いトロピカルな風味が特徴。
5.フルーツビール (Fruit Beer)
果物の果汁を麦汁と一緒に発酵させて作るビール。フルーツによって味わいが違います。
6.スタウト (Stout)
砂糖を原料の一部として使いホップの苦みの強いビール。黒ビールとは別物。
7.バーレーワイン (Barley Wine)
「ワイン」という名称ですがあくまでビール。高アルコール(高いものは13%程)で熟成されてから出荷されます。味わいはビールとは思えない熟成香(カラメルのような)があり、ホップの苦みなどは弱め。
次回からは少しずつクラフトビールを紹介していきます。
次回は「no.28 ヤッホーブルーイング」です。お楽しみに^^
ジンフィズ(Gin Fizz)
Recipe
ジン/レモンジュース/砂糖/ソーダ