no.11 ビールの実は...
本日からは20日間ビールのことについて書いていきます。
最初にビールを扱う理由は、恐らく一番読者の皆さんに身近なアルコールだからです。
「いつも飲んでたけど意外とビールって...だったんだ」
なんてことを少しずつ紹介できればと思います。
①「no.7 お酒の経済学」で見ていただいたようにビールは1度当たりの酒税が一番高いお酒。
ビールの１度１ℓあたりの酒税は約44円。贅沢品・嗜好品には常に高い税率がかけられます。ビールはたばこなどと並んで一番なじみのある贅沢品なのかもしれませんね。
②生ビール≠瓶ビール・缶ビールとはいえない。
生ビールとは製造工程において熱処理をしないビール。熱処理をすることによって菌を殺し、長く保存できるようにします。長期保存できるようになった反面、熱処理をすると香りや風味が弱くなるのではないかというのが個人的な見解です。熱処理の際は60℃程の環境にビールを放置するわけですから、酵母や菌とともに他にも成分がとぶことは想像に容易いかと思います。なので、瓶ビール・缶ビールでも生ビールはもちろんありますし、むしろ生ビールのほうが主流だったりします。
③同じビールであれば瓶ビールでも缶ビールでも味わいは全く同じ。
意外と多くの方が瓶ビールと缶ビールでは味が違うと思っているようですが、中身は一緒です。なぜそのように感じるのか？瓶の場合はグラスに注ぐので、その工程によってそのまま飲む缶ビールと比べると炭酸が抜けるのではというのが見解です。もう一点付け加えると、缶ビールの場合泡ができていないので、瓶ビールよりも苦みやキレを感じさせやすいかもしれません。
今回も一読ありがとうございました。
次回は「no.12 ビールの科学」楽しみにお待ちください^^
エックスワイズィー(XYZ)
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