no.3 美味しいお酒の大原則
なぜキンキンに冷えたコーラはあれほどにも喉を潤し爽快にしてくれるのか。
なぜ風呂上がりの冷蔵庫から取り出す一杯は最高なのか。
その答えは温度にあります。
当たり前のように思うかもしれませんがアルコール、ノンアルコールに関らず
ほとんどの飲み物には適温というのが存在するのをご存知ですか?
生ぬるいビール、ぬるいホットココアなんて最悪ですよね。
実はその温度には方程式のようなものがあり
体温±25~30℃
ホットだと大体61~67℃、アイスだと6~12℃が適温とされています。
参考に下の図をご覧ください。
僕がBaristaの時はラテやドリップコーヒーは必ずこの温度で提供するように特訓されました。大手コーヒーチェーンもこの方程式を採用している企業が多いようです。
さらにひとつ追記しますと、温度と深くかかわりがあるのが香りです。
原則、温度が高くなるにつれて香りは感じやすくなります。
香り成分が温度が高くなる程、気化しやすくなるからですね。
ワインを例に考えると、赤ワインは常温に近い温度で提供します。
グラスに注いでから少し時間がたつと、よく香りが開くといわれます。
これはワイン特有の酸化作用ももちろん作用しているのですが、ワインの温度が少しずつ部屋の温度まで上がっていくことも同様に、そのワインの持っている香りを最大限押し出してくれています。
せっかくのいいお酒も温度を間違えて飲むと期待していた通りの風味を引き出せません。最悪の場合、酔うだけのお酒になってしまいます。
このように飲み物を楽しむときの原則は温度。
ぜひ参考にしてみてください。
次回は「no.4 アルコールの効用」です。
いつも一読ありがとうございます^^
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